国際物流総合展2025プレビュー:単一プロセスの生産性ではなく倉庫全体の出荷能力向上へ。特別ゲストとのブース内セッションも開催決定

日付: 2025-08-20
カテゴリー: AFL, ASRS, PA-AMR, イベント, ブログ, プロダクト
国際物流展 ラピュタロボティクス出展イメージ

人手不足に強い現場へ。事業成長を支える現場へ。

2025年4月1日に施行された改正物流効率化法にて努力義務として「物流効率化への取り組み」がすべての企業に課せられる等、2024年問題以降も物流危機は続き、政府や各省庁もその対策に引き続き尽力しています。物流コストの7割程度を占めると言われる輸配送に次いで、大きなトピックとして倉庫内作業の効率化があり、特に自動化ソリューションは成長著しい分野で、導入事例、活用事例も日々続々と増えてきています。

その倉庫自動化は、自動化によるインパクトが大きい拠点で、自動化の効果が大きいと見込まれるプロセスから優先的に行われるのが一般的ですが、自動化やその投資が単一のプロセスであったとしても、最も欲しい導入効果は「省人化効果」「人手不足への対応」などのマイナスを低減するものではなく、「倉庫全体の出荷能力を向上して物量増加に安定的に対応できる現場にすること」ひいては「事業成長を支える基盤を構築すること」でしょう。結局のところ、単一のプロセスだけを効率化しても出荷能力が変わらなければ売上は伸ばせないからです。

そこでラピュタロボティクスでは、本年2025年の国際物流総合展において「人手不足に強い現場」を手段として、「事業成長を支える現場」をそれによって達成すべきゴールとして掲げ、今後の物流危機への対応だけでなく物流を企業成長の基盤と位置付け、お客様企業の競争力強化して事業成長機会を逃すことのない現場づくりにどのように寄与できるかを多彩なコンテンツでご紹介いたします。

何が見られるのか

1.営業開始2年で18社で採用決定。自在型自動倉庫「ラピュタASRS」が選ばれる理由

アルプス物流様に導入されたラピュタASRSの現場写真
(5月20日配信のプレスリリースより)

こちらの解説記事でもご紹介の通りラピュタASRSの「自在型自動倉庫」とは、独自のブロック構造と免震構造に由来するアンカーレス設計により「形状」「規模」「移設」が自由自在に行えることですが、もう1つ倉庫自動化を検討する際に重要な「自在性」が存在します。

それは「運用」の自在性で、単に高密度保管を行ってピッキング時に取り出すだけでなく、ピッキング方式1つを取ってもシングルオーダー、マルチオーダー、そしてトータルピック等あらゆるピッキング方式に対応します。また、独自コンセプトである「出荷用ビン」の運用により自動倉庫内で仕分け、順立て、シャトルラック的な搬送までをワンストップで自動化することができます。

とは言え現場では、出荷までの工程が複数フロアにまたがっていたり、全ての商品を同一のフローで処理できない等、様々な要件が発生するのが一般的です。ラピュタASRSの「運用」の自在性とは、そういった現場特有の「特殊なやり方」にも個々のロボットを群制御で運用することで柔軟に対応し、あらゆる運用に対応。国際物流総合展のブースでは、その例の一部を実機デモでご紹介いたします。

2.3年連続国内シェアNo.1のピッキングアシスト「ラピュタPA-AMR」がなぜNo.1なのか

通常モデルに加え、アパレル等で一般的な75Lオリコン対応の大容量モデル、
日用品等で検品工程省略のために用いられる重量検品モデルの3モデルをラインナップ。

ラピュタPA-AMRは、デロイトトーマツミック研究所による調査で3年連続国内シェアNo.1を獲得したピッキングアシストAMR(自律走行ロボット)ですが、シェアNo.1獲得の理由は現場そのままで導入でき、WMS(倉庫管理システム)も未導入の全く自動化されていない現場でも運用でき、更にサブスク利用での導入にも対応しているという導入のしやすさが挙げられます。

AIによって群制御されたAMRの1台1台が現場作業者の歩行距離/歩行時間を半減させ(効率化)、更に次の動きを画面で視覚的に指示することで、今日しか出勤しないスポットワーカーの方でも言葉の壁がある海外の方でも同じ品質、同じ成果を上げることができる(標準化)という基本機能に加え、現場要件に合わせてソフトウェア制御の部分で更に生産性を向上する3種のアルゴリズムや、誤ピック防止機能にミス防止機能、そして現場で人や物に挟まれて局所的に発生する狭小空間でも軽快に小回りが利く駆動部分など、痒いところに手が届く機能群も、選ばれる理由に挙げられるでしょう。

人に付いていかない、人が付いてくるものでもないAMR」として、倉庫現場で独自の動きをするラピュタPA-AMRには、アパレルなど重量はないが嵩が大きな商品が多い現場に向けて大容量モデルが、そして日用品や医薬品、ペット用品などの現場で検品工程を省ける重量検品モデルがリリースされており、ピッキングの生産性を2倍化するPA-AMRにプラスアルファのメリットをもたらすことができます。

特別ゲストとは?誰が来てどんな話が聞けるの?

本年の国際物流総合展では、特別ゲストをラピュタロボティクスブースにお招きし、公開セッションを開催いたします。以下内容にて開催いたしますので、ご来場日時の決定の参考にしていただけますと幸いです。

株式会社ローランド・ベルガー パートナー 小野塚征志氏

  • ご登壇日程:9月11日(木)午後(2回ご登壇予定)
  • セッションテーマ:物流効率化/倉庫自動化への取り組みに必要な「視点」

小野塚様とは、Q&A形式でのセッションを軸に経営層から物流現場の皆さまに至るまで、物流効率化や倉庫自動化への取り組みにおけるよくある誤解や持っておくべき視点を、先進企業や業界の事例も交えて幅広くお話いただきます。

日本出版販売株式会社様(ラピュタASRS導入企業様)

  • ご登壇日程:9月10日(午前より3回予定)、12日(午後2回予定)
  • セッションテーマ:ラピュタASRSを実際に運用してみて感じたリアルな感想

埼玉県新座市に新たに開所した同社物流施設「N-PORT新座」において稼働する自在型自動倉庫ラピュタASRS。実質的に1号案件だったこともあり、稼働開始までは平坦な道のりとは言えないこともありました。当日は実際のラピュタASRSユーザーとしてのリアルなお声を、良いところだけに偏ることなく本音でお話いただきます。

最近の記事

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ラピュタロボティクスは、浜松倉庫株式会社(静岡県浜松市、代表取締役社長 中山 彰人)の都田流通センター2期棟にて、自在型自動倉庫「ラピュタASRS」が採用されたことをお知らせいたします。
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当社代表取締役CEO モーハナラージャー・ガジャンのインタビュー記事が、日経クロステックの連載企画に掲載されました。
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