【ラピュタではたらく】どんな時もお客様に心を開き、思いを真摯に受け止める。その覚悟から生まれる喜びが原動力に

日付: 2025-04-15
カテゴリー: people, ブログ, ラピュタではたらく

ラピュタではたらく魅力や裏話を紹介する「Work at Rapyuta -ラピュタではたらく-」シリーズ。
社員インタビューを通じて、会社情報には載ってない「リアル」をお届けしていきます。

Work At Rapyuta – ラピュタではたらく
春本 卓洋 – フィールドエンジニアリング オペレーションマネージャー

2021年11月入社。神戸市外国語大学を卒業後、日本通運株式会社へ入社し、顧客先の物流倉庫にて物流加工・集品・返品業務の生産性向上及び品質管理に従事。ラピュタロボティクスへ入社後は、物流現場での経験を活かし、ラピュタPA-AMR(ピッキングアシストロボット)のフィールドエンジニアとして活躍。現在はチームリードも兼任している。 

IT業界からの転職も、物流現場で培った経験をラピュタで活かす 

大学は神戸市外国語大学で英語を専攻しており、卒業後は語学や在学中に取得した通関士の資格を活かせたらと、日系の大手総合物流企業である日本通運株式会社に新卒で入社しました。 

配属されたのは、顧客先の物流倉庫で物流加工・集品・返品業務の生産性向上や品質管理を行う部署で、私は医療機器・器械メーカーを担当していました。様々な事象に対してお客様と共に一つ一つ向き合い対処していくのが仕事でしたので、正直大変な業務でしたが、成果が現場に反映されたり、お客様に感謝の言葉をいただいたりと、 とてもやりがいがありました。 

そんな中、ウェアラブル端末の導入業務を行う機会があり、物流テックに興味が沸きました。それをきっかけにラピュタロボティクスを知り、これまで培った物流現場での経験をダイレクトに活かすことができることや、語学を活かせる環境などに惹かれ、転職を決めました。 

入社当初はラピュタPA-AMR(ピッキングアシストロボット)のフィールドエンジニアのメンバーとして従事していました。前職と職種は近いのでその経験が活かせる場面は多かったものの 、非IT業界からの転職でしたので専門知識が不十分なため苦労しました。資格を取得するなど独学で学びながら、社内の関係部署とも積極的に関わり、一つひとつ実務を通して理解を深めていきました。その後、2025年1月よりチームリーダーに昇進し、現在はマネジメント業務も並行して行っています。 

お客様の声に真摯に耳を傾けることから始まるフィールドエンジニアの責任と喜び 

ラピュタPA-AMRの受注・導入が決まった後、プロジェクトマネジメントチーム(PJM)メンバーが要件定義を作成し、それに基づいて各エンジニアが開発を進めます。私たちフィールドエンジニアは、導入直前と、導入後の期間案件に主に関わる役割を担っています。   

具体的な業務は大きく5つあり、オンサイトテスト、インシデント管理、設定変更、ソフトウェアアップデート、ロボットの撤退などの対応です。 

初めに行うオンサイトテスト(要件定義とのギャップを確認する作業)は、現場で導入する前に想定通りの開発ができているのかを社内で事前にテストを行い、そのあとに実際の導入環境(倉庫)で同様にギャップや動きが問題ないかを確認する作業です。 

要件定義通りの環境構築が完了していたらスムーズに終わるのですが、一筋縄で行かないことも多いです。ある時は、社内テストに合格することがそもそも大変で、お客様から多数のご指摘をいただいたことがありました。それでも社内の関係部署と連携し、残課題を明確化して一つ一つ対応していくことで、お客様の期待を損なうことなくテストを完了させることができました。さらに、本番では群制御の力をしっかりと発揮でき、お客様からお褒めの言葉もいただきました。 

導入後はインシデント管理などを行っていきますが、フィールドエンジニアとして最も大切な業務はここにあると感じています。我々は、お客様からのお問い合わせに対して一番初めに現場へ行き、お客様から直接ご要望やご意見を聞く部隊です。そこで何より重要なのが、お客様の思いをまずは真摯に受け止めること。それがなければ、次に進むこともできず、信頼関係も失われてしまいます。  

なので、まずはどんなご意見にも素直に耳を傾け、その上で問題点を明確にし、分かりやすく社内にフィードバックしていく。これがフィールドエンジニアの責任であり、役割だと考えています。このプロセスこそが、非常に大変な部分でもあり、最も大きなやりがいともいえます。 良い評価を一番初めにいただけるのは嬉しいですし、厳しいご意見にも真摯に向き合うことで最後に良い評価をいただけたときの喜びはひとしおです。また頑張ろう、と思えます。 

現場と社内を繋ぐフィールドエンジニアの仕事の要——様々な人と交わす日々のコミュニケーション 

業務を円滑に進めるためには、日々のコミュニケーションが不可欠です。特にラピュタロボティクスの製品は、ソフトウェアアップデートのサイクルが非常に速いため、その都度、最新の情報を共有し、意見交換をすることが求められます。 そのため、顧客先に訪問する際は、作業員の方と「最近どうですか?」というカジュアルな会話の中から状況をヒアリングしたり、すれ違う方には必ずご挨拶をするなど些細なところから関係構築を心がけています。 

社内では、主にプロジェクトマネジメントチーム(PJM)、各エンジニアとカスタマーサクセスチーム(CS)とも協働することが多いです。PJMとはテスト関連業務を、CSとはソフトウェアアップデートや設定変更の際に進め方や注意するポイントなどを確認、相談しています。難しい設定変更などロボットオペレーションに関しては、インドのエンジニアとやりとりすることも多いです。海外のエンジニアとのやりとりは英語で行うので、英語力はかなり鍛えられました。 

このように、フィールドエンジニアのポジションでは、さまざまな部署と連携することが求められ、技術力だけでなく、コミュニケーション力の向上にもつながっています。 

それぞれの特性・経験を活かせる環境で、存分に自身の役割を全うする 

現在、ラピュタPA-AMR(ピッキングアシストロボット)チームのフィールドエンジニアのメンバーは私含めて7人在籍しています。若手からベテランまで幅広いメンバーが在籍しており、みんなが一丸となって協力し合いながら日々の業務を進めています。 

私自身、前職ではマネジメントの経験がなかったので手探りの部分もありますが、風通しがよく、明るい雰囲気で仕事ができるよう心がけています。過干渉はせず、フォローアップに入りそれぞれの成長を促すことで、チームの成果を挙げられるよう努めています。 

業務の割り振りに関しては、基本的には役職やそれぞれの特性に合わせて分業体制を取っています。とはいえ 、インシデント管理はフィールドエンジニアとして最も重要な業務なので、全員が対応できるようにしています。ただし、専任担当者が24時間365日張り付く必要がなく、夜間対応も必要ありません。カスタマーサポート対応、現場で急遽発生する保守・メンテナンスの一部の対応は外部に業務委託しているので、業務の切り分けはしっかりできており、自分がやるべき仕事に集中しやすい環境が整っていると感じています。 

さらに、将来的なキャリアの選択肢も幅広く用意されており、個人の興味や特性、経験に応じて柔軟にキャリアアップを目指すことが可能です。キャリアパスのパターンとしては、①同じ職種のまま管理職に昇進する、②別の職種に異動する、③他製品のフィールドエンジニアに異動する、の3つがあります。 

私自身は①のパターンを選択しました。②の他部署への異動は今まで実績があり、プロジェクトマネージャーやメカのエンジニアへ異動しています。③に関しても実績があります。いずれも、在籍時の修錬を活かして、新たな分野で活躍しています。 

進化を続けるラピュタで、より楽しく、より自分を活かして働くために 

私が感じるラピュタロボティクスの魅力は、「製品」と「人」です。 

製品に関して言えば、日々進化するIT技術に伴い、大規模なバージョンアップや新機能の追加が毎年のように行われており、新しい技術や仕組みに常に触れることができます。これほど魅力的で飽きることのない環境があるのかと思うほど、そのたびにワクワクします。 

人という観点でも面白いなと思うのが、多様性です。言語も文化も職歴も違う様々な人たちと一緒に働けるのは刺激的で楽しいですし、互いに歩み寄って理解しようとする姿勢が感じられて、このメンバーで働けてよかったと日々実感します。 

その中で大切なのはやはりコミュニケーションです。それは、フィールドエンジニアに求められるスキルで一番大事なことにも通じます。顧客や社内関係者、様々な人たちと直接折衝していく必要があるため、良好な関係を築くコミュニケーション能力は不可欠だと感じます。これが円滑な業務進行とチームワークに大いに寄与します。 

チームとしての今後の目標はフィールドエンジニアの体制のさらなる強化です。インド拠点が新設され、エンジニアのメンバーも増えてきているので、日本とインドの連携を引き続き強化し、さらに他の製品にも対応できるような体制を構築していきたいと考えています。 
そのため、チーム全体を俯瞰して連携しながら業務に取り組むことができ、理想としてはチームのオペレーション体制の体系化を一緒に作り上げてくれる人に加わっていただけたら嬉しいです。 

業務上、日本語での社内外のやりとりが中心となるため、日本語が流暢であることは必須条件となります。英語については、苦手意識がなければ問題ありません。ラピュタロボティクスは日系企業ではありますが、グローバルな環境に触れる機会も多くあるため、英語に興味のある方は大歓迎です。 

責任のある大変なポジションですが、それだけやりがいの大きい仕事です。日々刻々と進化するラピュタロボティクスと共に、お客様や仲間との関わりを楽しみながら働きたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。 

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