ラピュタではたらく魅力や裏話を紹介する「Work at Rapyuta -ラピュタではたらく-」シリーズ。
社員インタビューを通じて、会社情報には載ってない「リアル」をお届けしていきます。
Work At Rapyuta – ラピュタではたらく
森田 崇史 – ロジスティクスソリューションズスペシャリスト
2024年4月に入社。佐川グローバルロジスティクス株式会社で22年間、様々な荷主企業様の物流業務を受託し(3PL)、物流課題の解決に向けて業務効率化と品質向上を推進した後、 営業責任者として、AMRやAGVの導入など物流業界のDX推進に向けた取り組みを経験。現在は、自社プロダクト「自在型自動倉庫(ラピュタASRS)」のロジスティクスソリューションズスペシャリスト(LSS)およびチームリードとして業務を行っている。
顧客側から見ていたラピュタの世界観を、伝える側へ
ラピュタロボティクスに入社する前は、佐川グローバルロジスティクス(SGL)で物流オペレーションに関わる業務に携わっていました。
物流は労働集約型の産業であり、常に人手が必要です。 少子高齢化が進む中で、いかに物流を効率化していくか、人に負荷がかかる作業を機械に置き換えて作業をいかに楽にしていくかを突き詰めていきたいという想いがありましたが、新しいシステムやロボットの導入などのDX化がなかなか浸透しづらく、初期の投資コストも高いことや 、変化に対する捉え方やそもそもの考え方の違いなど導入における壁が高く様々な部分でジレンマがありました。
そんな中、 新しいソリューションを探している時に出会ったのがラピュタのピッキングアシストロボット(ラピュタPA-AMR)でした。当時、ラピュタの提案に対していくつかの要望を伝えたところ、すぐに希望するカスタマイズを施した製品提案を受け、技術力の高さと対応力の高さを実感したのを覚えています。新しい会社で実績も未知数でしたが、期待を込めて導入を決定しました。
その後、ラピュタの新しいプロダクトであるラピュタASRSを知り、すごい物を作ったなと思いました。画期的で発想も斬新で、ラピュタの技術力と発想力、そして会社としての軽やかなスタイルに心を掴まれました。ここなら自分がやりたいことを叶えられるし経験も活かせると考え 、思い切って入社することを決めました。
ラピュタの中でも特にニッチな役割を担う、現場を最も知るスペシャリスト
現在ラピュタでは、自在型自動倉庫ラピュタASRSのコンサルティング部署に新設されたロジスティクスソリューションスペシャリスト(LSS)というポジションを担っています。
LSSの業務については大きく二つあります。一つはフィールドセールス(製品に興味を持ってくださったお客様に対し、打合せを通して課題のヒアリング・課題解決と製品の提案を行うポジション)と一緒により専門的な部分に対して課題改善の提案を行うこと、もう一つが受注後のお客様に具体的な詳細業務設計(要件定義)を行うことです。
一つ目については、お客様が効率化と品質向上を実現できるよう、現在の物流オペレーションを把握し、抱えている課題を明確にし 、どのようにアプローチして改善を図るのかを提案することです。ラピュタの製品を使用するとどのように効果が出るかという視点で業務のオペレーションをより細かく設計し、受注に繋がるよう、フォローをしています。
また、お客様の要望により、他社製のロボットや機械を組み合わせた改善が必要な場合には、ラピュタが連結部分の開発を行い、ラピュタ製品と他社製品の共存を可能にする対応も行っています。
もう一つの業務である詳細業務設計(要件定義)は、製品を導入するお客様に対して、 実際の稼働を想定して具体的なオペレーションを精密に設計します。エンジニアチームと協議しながら導入製品の細部を決定していき、その後、導入・稼働に向けてプロジェクトマネージャーと共に約一年間フォローを行います。
LSSの業務は、物流現場の課題解決を通じてお客様の成長を支え、ラピュタの製品価値を最大化する重要なポジションです。この現場密着型の業務スタイルと専門知識を活かしながら、新たな価値を生み出すこのポジションは、物流業界に革新と新たな可能性をもたらすと確信しています。
苦い現場経験から得られた「地に足をつけ、理想を形にする力」
現在、私がLSSとして担当しているこの自在型自動倉庫ラピュタASRSという製品は、労働者の身体的負担の軽減と時間的コストの削減ができ、倉庫の保管効率や作業効率を大幅に向上させるロボットソリューションです。
この製品の特徴としては、柔軟に形を変えてさまざまなニーズに対応できる点だと思います。他社がパッケージ化された販売を行うことが多い中、現場によって倉庫の形状(高さや規模)、物量、人員、オペレーションに応じて、柔軟に対応できる仕組みを提供しており、これがサービスの最大の強みだと考えています。
その一方で、 決まった形がない中で、会社としての提案力、発案力、技術力が求められ、難しさもあります。
そこで前職の経験が現在の業務に活きていると感じることも多いです。
例えば前職の新規委託先の立ち上げ業務では、今までの仕組みから新しい仕組みに切り替わる際にはいくつもの課題が発生します。その中でいかに短時間で状況を把握し、改善案を考え、現場に理解してもらい立て直しを図るか、また並行して信頼関係を構築し、通常業務を滞りなく行うか……という改善のプロセスを数多く経験してきまいした。大変でしたが、経験を積むことでどのポイントに注目する必要があるのかが 見えてくるので、未然にリスクを防ぐことができるようになり、どんな現場でも対応できる力が身につきました。
今の業務でも見るべきポイントは同じです。 現場に行く際は今何が課題になっているのかを現場担当者と対話をしながら見極め、より現実的な改善案を提案することが求められます。 要件定義においても、現場にとって理想的、且つ現実的な設計提案をすることができるのは、前職で数々の現場経験を積んできたからこそだ と感じます。
何事もポジティブに捉え、諦めずに前に進み続ける姿勢が身を結ぶ
LSSの業務内容を聞くと、少しハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、最低限の物流オペレーションに関わる経験があれば、専門性の高い技術や知識はそれほど必要ないと個人的には思います。
「実際の現場をどれだけ把握できるか」「いかに現場に寄り添った提案を形にできるか」が大切なので、適切にコミュニケーションが取れるか、柔軟に状況把握ができるか、各所と連携して現実的に遂行していけるかという点がLSSでは求められます。
その中でも特に「諦めない姿勢」が大事だと私は思います。ラピュタでは、 チームメンバー を含む会社全体でチャレンジを応援する風土があり、知恵を出し合いながら形にしようという思いが共通してあるので、何事も前向きに捉え、諦めずに行動し続ければお客様の望みを実現するための道筋は見えてきます。
もちろんできないこともあるので、そのときはきちんとお伝えして新しい提案をします。諦めなければ結果は必ずついてきます。自分自身に裁量や責任がある分、やりがいや面白さもたくさんあるので、そこを楽しめる方は向いていると感じます。自分の成長を目指し、新しいことに挑戦したい方にとっては、最高の職場だと思います。
ロジスティクス全体の最適解をコーディネートする未来へ
LSSチームは現在3名体制ですが、これから拡大していくチームなので、高みを目指して一緒にチャレンジできる方やどんな局面でも前向きに自信を持って業務に向き合える方と一緒に仕事ができたら嬉しいです。
今後は海外の展開を視野に入れ、より全体的な物流業務のコンサルティングができるような組織になりたいと思っています。ラピュタの製品で対応可能な範囲はしっかりと構築しつつ、それだけでは対応できない部分については、外部の連携先と協力してマテハン設備などをセットで提供し、全体の物流オペレーションを最適化するサービスを提供できるようにしていきたいです。これは会社としての大きなビジョンでもあります。
物流業界は地味で大変な業界と見られがちですが、実はその奥深さに触れると、たくさんの可能性が広がっており、とても面白い業界です。私たちが視座を高く持ち、ロボットや先進的な技術を使って開発・変革を進めていけたらいいなと思います。ラピュタならそれが実現できる環境があり、チャンスがたくさんあります。ワクワクするものがあれば、是非飛び込んで、一緒にチャレンジしていけたら嬉しいです。
結び
ラピュタはまだまだ若い会社ですが、組織全体にスピード感があり、社員がコアバリューを体現しつつ生き生きと働いています。
お客様の要望に応えようという気持ちがとても強く、全員が一丸となって取り組んでおり、また多様な業界経験を持った仲間が集まっているため、共に働くことで自分自身の成長を実感できる環境です。
ラピュタロボティクスでは、一緒に働く仲間を募集しています!
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