【ラピュタではたらく】ロボティクスの未来を作る:Dhananjay Satheが歩んだ ラピュタロボティクスでの10年

日付: 2026-03-18
カテゴリー: people, ブログ, ラピュタではたらく

ラピュタではたらく魅力や裏話を紹介する「Work at Rapyuta -ラピュタではたらく-」シリーズ。
社員インタビューを通じて、会社情報には載っていない「リアル」をお届けしていきます。

Work At Rapyuta – ラピュタではたらく
Dhananjay Sathe – スタッフエンジニア

創業初期から会社とともに歩んできた社員に、「会社と一緒に成長するとはどんなことか」と尋ねると、多くの場合、困難や不確実性、そしてそれを乗り越える粘り強さについて語ってくれます。

しかし、ラピュタロボティクスインドオフィスの創設メンバーの一人であるDhananjay Satheに同じ質問をすると、そこにはもう一つの言葉が加わります。

それは、純粋なワクワク感です。

好奇心と粘り強さを原動力に、複雑な課題を一つひとつ解きほぐしていく。そして、ロボットが現実の世界で実際に機能するためのシステムを形にしていく。そのプロセスそのものに、彼は大きな魅力を感じているのです。

現在、ラピュタロボティクスはインドのエンジニアリング拠点を拡大しています。Dhananjayのこれまでの歩みは、この10年の変化の中で、会社とともに成長しながら、その発展を支えてきた一人のエンジニアの姿を映し出しています。

すべての始まり

Dhananjayとラピュタの縁は、会社が設立される以前にまでさかのぼります。 

2012年、大学の学士論文の研究に取り組んでいた彼は、ラピュタロボティクスの共同創業者であるガジャンとともに、「Rapyuta」という研究プロジェクトに関わっていました。当時、彼は単にコードを書いていたわけではありません。”ロボットのための分散プラットフォーム”という発想そのものに強く惹かれ、その可能性に深い興味を抱いていました。 

その後、クラウドホスティングやコンテキスト広告の分野で短期間働いた後、かつて携わっていたプロジェクトが「会社」として新たにスタートしたことを知ります。 

2014年、ラピュタロボティクスに参加するという決断は、彼にとってごく自然な流れでした。 

当時のことを振り返ると、インドオフィスの立ち上げ、エンジニアリングの基盤づくり、そして生まれたばかりの新しいプロダクトラインのサポートなど、まさにすべてが手探りの状態でした。試行錯誤の連続でしたが、それと同時に、ゼロから何かを生み出すという貴重な機会でもありました。  

境界のないエンジニアリング

これまでのキャリアの中で、Dhananjayは実に幅広い役割を担ってきました。 

あるときはエンジニアとして開発に携わり、あるときはメンターとしてチームを支え、またあるときはシステムに問題が起きた際に解決へ導くトラブルシューターとして活躍します。 

彼のキャリアの特徴は、特定の分野にとどまらないことです。 

クラウドインフラ、バックエンドサービス、ナビゲーションロジック、ネットワーク、フロントエンド、さらにはロボットのスケジューリングまで、さまざまな領域にまたがって経験を積んできました。 

たとえば、倉庫の現場で100台ものロボットが同じ Wi-Fi アクセスポイントに接続しようとする状況で、ネットワークトラブルの原因を突き止めたこともあります。こうした環境では、従来のネットワークの前提が通用しないことも少なくありません。 

また、ラピュタのさまざまなプロダクトの初期プロトタイプづくりにも関わってきました。 
まずは素早く PoC(概念実証)を形にし、その後、チームを組成して本格的な開発へとつなげていく。そんな役割を担ってきました。 

こうした経験を通して、彼はロボティクスの魅力を改めて実感していると言います。 

彼はこう語ります。 

「デモ用にロボットを1台作るのは簡単です。でも、それを世界中で何千台も稼働させるとなると 、話はまったく別です。」 

システム、人、そして視点における歩み 

Dhananjayに「これまでの最大の成果は何ですか?」と聞くと、彼は製品や特許の名前を挙げることはありません。 

代わりに語るのは、「人」「文化」、そして「共に学ぶこと」です。 

彼はこれまで、ラピュタのいくつものプロダクトラインの立ち上げに関わってきました。東京、チューリッヒ、バンガロールを行き来しながら、それぞれのアイデアを形にするチームづくりにも取り組んできました。 
そして彼が設計した多くのシステムは、現在も安定して稼働し続けています。ほとんど手をかける必要もなく、静かにバックグラウンドで機能し続けているのです。 

それこそが、彼にとっての「静かな成功」だと言います。 

印象的なエピソードとして、かつて社内にあった「Acknowledgement Award(感謝賞)」の話もあります。優秀なエンジニアが多い環境の中で、彼は頻繁に1位や2位にランクインしていました。 

彼は笑いながらこう振り返ります。 

「その場にいる一番優秀な人たちに、自分の貢献を認めてもらえる。それが一番の報酬ですね。」 

そして何よりも彼が誇りに思っているのは、他の人の成長を後押しできたことです。 

新しく入ってきたエンジニアには、よくこんな考え方を伝えるそうです。 

「自分を“不要な存在”にしていくこと。」 

一見すると矛盾しているように聞こえるかもしれません。しかし、その意味は明確です。 

知識を共有し、人に任せ、次の課題へと進んでいく。それが彼の考える成長のかたちです。 

チームとカルチャーを形づくるもの 

Dhananjayにとって、チームは固定されたものではありません。 

数か月ごとに新しいプロジェクトに関わり、必要な貢献を行い、そして次の挑戦へと移っていきます。 

彼はチームを、固定された組織ではなく、特定の課題を解決するために集まった目的志向の集団として捉えています。こうした柔軟さこそが、ラピュタロボティクスの魅力の一つだと彼は言います。 

会社の文化は、制度や組織図だけで形づくられるものではありません。世界各国から集まったエンジニアたちが、それぞれの視点や専門分野、バックグラウンドを持ち寄りながら協働する。 

その中で自然と新しい発想や学びが生まれていきます。 

これまでの10年には、安定した時期もあれば、大きな変化の波に直面した時期もありました。それでも変わらないのは、複雑で意味のある技術に挑戦しながら、そのプロセスを仲間と楽しめる環境があることです。 

これからラピュタを目指す人へ 

2026年に向けてチームを拡大していく中で、Dhananjayはこれから加わるエンジニアに向けて、シンプルなアドバイスを送っています。 

First principles (第一原則)で考えること。 そして、自分から動くこと。 
問題を見つけたら、まず自分で取り組んでみてください。思っているよりずっと早く成長できます。」 

ラピュタの成長は一直線ではありません。 

主体性や好奇心、誠実さを持って挑戦した人の中には、3年で3段階もキャリアを伸ばした例もあります。 一方で、指示を待つ姿勢のままだと、成長が止まってしまうこともあります。スピード感のあるロボティクスの世界では、主体性こそが何より重要なのです。 

彼が感じる ラピュタの魅力も、とてもシンプルです。 

世界中で稼働する何千台ものロボットに関わること。 
次世代のテクノロジーを生み出すこと。 
世界中の仲間から学ぶこと。 

そして、簡単には答えの出ない問題を解くことそのものを楽しめることです。 

最後に、これからラピュタを目指す人たちへ、彼はこんなメッセージを送ります。 

「Come have fun. Build cool stuff. Learn new things. 」 

ラピュタロボティクスでは、一緒に働く仲間を募集しています!

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