ラピュタではたらく魅力や裏話を紹介する「Work at Rapyuta -ラピュタではたらく-」シリーズ。
社員インタビューを通じて、会社情報には載っていない「リアル」をお届けしていきます。
Work At Rapyuta – ラピュタではたらく
張 野(Chou Ya) – VP of Project Management

2024年6月入社。世界最大級のコンサルティングファーム(アクセンチュア)や中国のフィンテックとICT企業にて、コンサルティングとデリバリに関わる一連のプロジェクトに約18年間、プロジェクト責任者としてマネジメント業務に約12年間従事。幅広いノウハウを活かし、日本と中国の橋渡しとしても活躍。ラピュタロボティクス入社後もその実力を発揮し、現在は VP of Project Managementとしてプロジェクトマネジメントの統括や収益実現に関わる業務責任者を務める。常に新たなビジョンを見据え、価値創造の可能性にチャレンジし続ける、ラピュタの価値提供を支えるキーパーソン。
「普通」とは違う面白さを求めて、日本のロボティクス・リーディングカンパニーへ
社会人になってからは、一貫してDX(デジタルトランスフォーメーション )に携わってきました。1社目は中国の大手SIer会社で、システムアプリケーション開発のエンジニアをしていました。 システムエンジニア (SE)、プロジェクトリーダー(PL) 、プロジェクトマネージャー(PM)とあらゆる業務を一通り経験し、そのうち約4年東京でも勤務していました。
そのキャリアを活かしてAccenture社へ転職し、日本と中国のリーディングカンパニー向けに、データ活用やAIOpsソリューションのコンサルティングとデリバリを主導していました。その中で私は、AIOps CoEチーム (Artificial Intelligence for IT Operations Centre of Excellence)を創設し、5年間で100名以上の規模まで拡大させ、売上面でも大きな実績を残すことに成功しました。
その後、中国のフィンテック・リーディングカンパニーへ転職。デジタル保険のビジネスが得意な会社で、日本マーケットのデリバリ統括責任者として、日本のトップ損害保険会社に向けたInsurtechプラットフォームソリューション提供する年間トータル売上は数十億円規模のプロジェクト群を統括マネジメントしていました。これら3社を通して幅広いノウハウを蓄積することができ、更なるステップアップを目指し、ラピュタロボティクスへ入社しました。
ラピュタに入社した理由は、今までの会社規模とは違う開拓余地のある環境でチャレンジしてみたいと思ったことです。前社での経験から、新しいテクノロジーとの可能性を開拓していくことの楽しさを知り、まだ成熟していないロボット業界で「さて、どんな価値創造ができるだろう」とワクワクしたのを覚えています。常識にとらわれない挑戦にこそ面白さを感じる私にとって自由かつオープンな社風のラピュタロボティクスは非常に魅力的に映り、純粋に『ここで働いてみたい』と感じました。
理想の計画を現実に落とし込み、バリューと引き換えに売上を確実に実現する
入社当初は、ラピュタAFLを扱うチームのインテグレーションを担当していました。私はそこのリードとして、製品デリバリークオリティの強化や仕組み作り、導入プロセスの標準化などに取り組んでいました。運用初期には安定稼働までにさまざまな課題がありましたが、そのたびに対応し、改善を繰り返しました。その後きちんと仕組み化・標準化することができ、その経験を他の製品にも横展開する形で、 現在はラピュタASRSとAFLソリューションズのオペレーションの責任者と全社プロジェクトマネジメント統括も兼任しています。
PM(プロジェクトマネージャー)の一番の役割は、セールスが発注を受けた案件に対して、具体的な製品の導入提案書を作成し、検収とGo-Live (本番稼働)までしっかり完了させることです。
PM業務の難しさは、発注をいただいた時点でお客様の理想のイメージが定まっていても、実際には技術的・運用的な制約によりすべてを実現するのが難しいケースが多く、そのギャップをいかにチームとお客様の双方と調整していくかにあります。 両者のバランスを取り、実現可能なプランとして形にすることは、簡単ではありません。あらゆる角度から検討し、課題があれば一つ一つ解消していくこと。
そのために、社内の各担当者や社外のステークホルダー、そしてお客様と連携し、一丸となって Go-Live (本番稼働)という成功に向けて動いていく必要があります。 Go-Live (本番稼働)を迎えて初めて、ビジネスとしての成果が形になるため、私たちは会社の収益にも直接関わる非常に重要な役割を担っています。 そして、プロジェクトはGo-Live (本番稼働)で終わりではありません。提案書通りにシステムの導入を完了し、安定したオペレーションが実現しお客様に確かなビジネスバリューを提供する事がわたしたちの最終的なゴールになります。
ロジカルな提案力はもちろんのこと、それを分かりやすく伝えるコミュニケーション力や関係者との調整力も必要になってきます。成果を出すには、自分の担当領域や業務知識だけでなく、コントロールの効く範囲を超えた部分への理解や視点が欠かせません。だからこそ簡単ではありませんが、その分非常にやりがいを感じます。
ラピュタと関わると、企業だけでなく担当者までが幸せに⁉︎お客様に想像以上のバリューを届けている実感
PMの業務で大切にしていることは、お客様とWIN-WINの関係を築くことです。つまり、いかにお客様にバリューを出せるかということです。Go-live(本番稼働)の判断基準もどんどん研ぎ澄まされていて、既存のプロセスや短期的な成果にとらわれることなく、本当に価値のあるご提案ができるよう取り組んでいます。
また、多くのお客様にとって「ロボットを導入する」ということ自体が新しい取り組みなので、安心して任せていただけるよう信頼関係の構築は日頃から意識しています。我々が現場に行くのは要件定義や導入の初期段階が多く、頻度としては多い時で週3日ほどなのですが、実際に倉庫に足を運び、オペレーションを確認しながら「今どういったことに困っているか」など、お客様と直接会話することを心がけています。
そんな中、嬉しいことに、 お客様側の担当者から「ロボットを導入したおかげで昇進が決まりました」というご報告をよくいただきます。我々は、お客様の「会社」に対してバリューを出すことを目的としていましたが、それが担当者個人の評価や価値にもつながっていたのです 。逆にいうと、それほどに大きな仕事を任されているということでもあるので、改めて一つ一つ慎重に判断しないといけないなと身が引き締まる思いです。
固定観念を打ち破り、新しい価値を自らクリエイトする
働く中で最も充実感を得られるのは 、自分で考えたことでバリューを生み出せていると実感する時です。会社全体として「基本的なルールに則った上で自律的かつ自由に考えて動いていく」というスタイルが根付いており、このクリエイティブな環境にはとても感謝しています。(ラピュタのコアバリューについて)中でも「Openness」という価値観が私を後押ししてくれます。意見も言いやすく、意思決定も早い。もちろんなんでもできるわけではないですが、会社の収益面を考慮した合理的なものであれば、実現に向けて積極的に動くことができます。
そんな中で意識していることは、固定観念をいかに破るかということです。既存の枠にとわられることなく、あらゆる未知の可能性を探りながらマーケット全体を見渡して検討するようにしています。こういった型破りな視点・思考がラピュタロボティクスの成長を支えていると私は思っています。
これまでの会社では、ある程度決まったプロセスの中で業務を遂行する毎日だったので、ここまで広い視野で物事を捉えるというのは、自分にとって新鮮な経験でした。 マーケットの変化に見合ったやり方で柔軟に検討していけるというのは、非常に面白みを感じます。
マネジメントに関しても、前職と比較すると視点は大きく変わりました。それぞれがオーナーシップを持って業務にあたっているので、できるだけ個人の意思は尊重し、任せるところはしっかり信頼して任せ、その分、細かな気配りは忘れないようにしています。よく一斉に仕事を切り上げて食事に行ったりもしているので、メンバー同士のコミュニケーションは良好です。一人一人と密に関わっていけるのも良いところだなと感じています。
本当に価値あるものを生み出すためにーーロジカル思考・オーナーシップ・タフさを持ち、納得できる仕事を
今後のビジョンは、ラピュタロボティクスを『物流ロボットソリューションのリーディングカンパニー』として着実に形にしていくことです。ロボット業界も会社もまだまだ伸び代があり、可能性に満ちています。PMとして確実に収益を獲得し、マーケット全体を底上げしていきたいと考えています。
そのために一緒にビジョンに向かっていける仲間にはぜひ来ていただきたいです。私の立場から期待したいのは、困難にも前向きに取り組むタフさ、自分ごととして物事を進めていくオーナーシップ、そして筋道を立てて考える力の3つです。先ほども話した通り、業界も会社もまだ発展途上なので、あらゆるところにチャレンジの余地や伸びしろがあると感じています。
そこに面白味や可能性を感じて切り込んでいけるか、困難に直面しても前向きに向き合えるタフさを持ち、前進を楽しめるかどうか。そして、この伸び代を埋め、さらにその先へといくためには、オーナーシップが不可欠です。自分がビジネスのオーナーであり、自分の製品だという意識を持って業務に取り組めるかどうか。それに加えて、ロジカルに全体を捉え、論理的に考えて物事を理解しながら 、心に落とし込んで動けるかどうか。そんな姿勢を大事にしながら、一緒に挑戦していける仲間と出会えることを楽しみにしています。
私はどんな仕事でも「自分が納得してからやる」と決めています。これこそが、価値のある成果 を生み出す秘訣かもしれません。と言っても私も経験を積みながら獲得してきましたので、一緒に成長していきたいという方が嬉しいです。素晴らしい環境と仲間が揃っています。ぜひ一緒にチャレンジしましょう!
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