【ラピュタではたらく】データ分析を超え、事業に新たな価値を生む。ラピュタの『Business Analyst』 

日付: 2025-09-29
カテゴリー: people, ブログ, ラピュタではたらく

ラピュタではたらく魅力や裏話を紹介する「Work at Rapyuta -ラピュタではたらく-」シリーズ。
社員インタビューを通じて、会社情報には載っていない「リアル」をお届けしていきます。

Work At Rapyuta – ラピュタではたらく
守屋 尚美 – シニアビジネスアナリスト 

2021年10月入社。文系学部を卒業後 、新卒で大手SIerへ入社。システム開発の現場で経験を重ねる中でデータ分析の世界に魅了されキャリアを積む。ラピュタロボティクスにはロボットのシミュレーションを担当するシニアアナリストとして入社し、データ分析から生産性向上の提案、実験結果のフレームワークを策定するなど業務の幅を広げ、「Business Analyst」の業務モデルをゼロから構築。現在は5名のメンバーと共に、データ分析によって新たな可能性の開拓に挑戦中。 

Business Analystの役割、最も問われる価値 

Business Analyst(以下BA)として、現在はラピュタASRS(自在型自動倉庫)を担当しており、導入検討段階や導入後においてデータ分析を行い、最適な導入プランの提示や、Go-Live(本番稼働)後の問題解決に向けて検討・提案を行うのが私たちの仕事です。 

具体的には、導入を検討されているお客様のデータや倉庫オペレーションなどを把握し、例えば「この規模なら何台のASRSが必要か」、「Bin数はどのくらいになりそうか」などをシミュレーションを通して試算を行い、実際に性能が機能するか、本当に生産性が見込めるか、問題点があればそのボトルネックはどこになりそうかなどを検討し、関連部門へ提案します。 

また、導入後のフェーズでは、Go-Live後に出てきた問題に対して実サイトの稼働データを見てボトルネックを洗い出し、改善策の検討を行います。自社側に問題点が見つかれば、エンジニアチームと協力してシステム改善に携わったり、それらの個別案件から得られた学びを平準化して社内の知識としてストックするため、プラットフォームの設計・開発を理解することも重要な業務です。これらの「個別の取り組みから得られた知見を社内全体の知識として体系化し、活用する」取り組みこそが、Business Analystの価値を最も発揮できる領域です。 

ゼロから始まった未知なる領域へのチャレンジー仕事の枠組みを全て自分たちで作っていく難しさ 

現在、在籍メンバーは6名。業務内容も今でこそある程度明確になってきましたが、BAが立ち上がった当初は私一人だけ、何もないところからのスタートでした。 

元々、私はBAとしてRapyuta PA-AMR (ピッキングアシストロボット)のシミュレーションを行うポジションで入社し、それから実サイトの分析、生産性向上のための提案など、ゼロからBAとしての仕事の幅を広げてきました。その後ASRSが誕生し、ASRSでも同じように取り組んでいこう、となったのですが、ASRSにおいては誰もやったことがない仕事なので、ゼロから開拓していく必要がありました。 

はじめはセールスからの相談に一つずつ応えるところからスタートしました。 そのうちデータ分析に関係ありそうな『まずはお願い』といったざっくりとした依頼も増えてきます。それをどう返していくか、どのようにデータを使うかはゼロから考える必要があり、ルールや手順が全く整っていない状況下での試行錯誤はとても大変な経験でした。 

その上、現場の状況の変化によってできることが変わっていきます(例えば、初めはシミュレーションによる分析しか行えなかったところが、ロボットが稼働し始めたら新たにログデータが取得できるようになり、オペレーションの分析もできるようになるなど)。 今でも決められた枠があるわけではなく、このスタンスは変わらないので、自ら仕事の枠組みをつくり上げていくことこそが、この会社でのBAの仕事の一番難しい部分だと思います。私自身は、何も決まっていないところから道を切り開き、6割程度まで形を整えて次につなげることが得意なので、その過程に大きなやりがいを感じています。

指標がない中で誰もやったことのない分析を行うーー専門知識や業界経験よりも重要なスキルとは 

BAの仕事は、データ分析を行いながらあらゆる視点から問題のボトルネックを探り出すことが中心となります。そのため、様々な角度から仮説を立てて検証していきます。メンバー同士で議論することも多く 、自分たちで考えて立てた仮説が正しかった時は、「よし!」とガッツポーズをしたくなるほど嬉しいです。 

仮説を立てるにあたっては、いかに「気づけるか」が重要です。そのため、お客様の倉庫やオペレーションについて理解すること、自社のロボットの仕組みを知っておくことはもちろん大事ですが、BAにおいてより大切なのは、専門知識や業界経験そのものよりも、自分の頭で理論的に考えられる力だと感じています。 

では、実際に専門知識や業界経験がない状態でどう取り組んできたのか、私自身のケースをお話しします。 

私自身、これまでのキャリアでロボティクスや物流業界にいた経験はなく、倉庫に足を踏み入れたのも入社後が初めてでした。物流データ自体は複雑すぎるものではありませんし 、自社ロボットについてもシミュレーション業務の中で理解を深められます。それでも分からないことがあればエンジニアに質問し、ロボットの特性を把握するようになりました。私は質問があればすぐに聞くようにしていますが、社内の風通しがいいので、皆さん快く知識を共有してくれます。 

こうして得た知識をただ蓄えるだけでなく、どう活かすかが問われます。ここで重要になるのが、ラピュタのコアバリューです。 

ラピュタのコアバリューに、「First Principles」(物事の本質を突き詰めることで、最適なソリューションを構築する)、そして「Simplicity」(物事をわかりやすく整理することで、無駄を省き、利便性を高めていく)というものがありますが、これはまさにBAにとって欠かせない姿勢であり、日々の業務に直結しています。 

業界未経験・文系出身者がラピュタと出会い、Business Analystとして活躍している理由 

業界未経験とお話ししましたが、私は社会人になるまではずっと文系でした。システムの世界に入ったきっかけは新卒で入社したSIerでの経験です。そこでECサイトの開発・運用、売上データ分析、データウェアハウスやダッシュボードの構築・開発などを手がけており、データ分析の面白さを知りました。 

その後、複数のプロジェクトに携わりキャリアを重ねましたが、前職ではキャリアパスとしては管理職になるか、技術のエキスパートになるかの二択しかなく、現場で手を動かしながらデータ分析の醍醐味を追求できる道は限られていました。私は、データそのものを深掘りするよりも、業務とデータを橋渡しするアナリストの役割に強く魅力を感じ、より柔軟なキャリアの選択肢があるベンチャーであるラピュタロボティクスへの入社を決めました。 

文系出身で業界の親和性があまりない状態で入社しましたが、これまでの経験が活かせている場面は数多くあります。特に、前職でお客様と直接対面する仕事をしていた際、専門的な分析結果をお客様の理解度に合わせて資料化し、ご提案していた経験は、現在の業務に直結していると感じます。 

ラピュタでいうBAは単にデータ分析をする部隊ではありません。あくまでも『Business Analyst』という名称の通り「ビジネスサイドで話ができる分析家」です。ロボットの動作分析はエンジニア、お客様のオペレーション設計はセールスやロジスティクスコンサルタントが担いますが、私たちはその中間に立ち、双方の観点を踏まえて、データをもとにお客様に最適かつ分かりやすい提案を行う役割を担っています。 

一般的なアナリストよりもさらに、プレゼンテーションやコミュニケーションスキルは社内外問わず重要性は高いので、過去の経験が今の業務で大きな強みになっていると感じています。 

何も決まっていない正解のない領域で、自分の裁量で道を作っていく面白さ 

現在の目標は、まずはASRSの実稼働データを活用した分析やボトルネックの解消など、まだ十分に明確になっていない領域を体系的に整理していくことです。システムをよりスムーズに稼働させるためにはどこを注目し、どのように改善を進めれば良いのか。その知見をセオリーやケーススタディとして確立していきたいと考えています。将来的には、課題に対してどのようなロジックを実装すれば解決につながるのかといった、ロボットの動きそのものの最適化にも挑戦していきたい思っています。 

業務フローの観点では、導入前は明確なタイムラインが存在する一方 、導入後はまだ新しい取り組みであるため、現場から寄せられる課題に柔軟に対応している段階です。 今後はこれを定常業務として仕組み化し、定期的なレポートとして体系化することで、カスタマーサクセスチーム(導入後の課題改善チーム)へスムーズに繋がるプロセスを整備していきたいと考えています。 

チームマネジメントの面では、業務の棲み分けをさらに明確にし、効率的に進められる体制づくりを目指しています。チームの組織がまだ若く、扱うロボットも新しいため、複数の部署と連携しながら新たな取り組みを進めている段階です。  

特に、メンバーの一部は海外拠点に在籍しており、日々ミーティングや密なコミュニケーションを行っていますが、今後は役割分担の明確化や仕組み化・ツール化を進めることで、よりスムーズに連携できる環境を整えていきたいと考えています。 

このようにまだ発展途上の部分もありますが、その分、自らの裁量で新しい仕組みをつくり上げていけることがBAの大きな魅力だと感じています。特に、既存の枠にとらわれず、自ら考え行動し、周囲を巻き込みながら柔軟に挑戦できる方には、ラピュタは最適な環境です。 「なにか面白いことができそうだ 」と思う方には、 BAという仕事は大きなやりがいに繋がるはずです。  

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