労働力は減り続け、賃金は上がり続けています。自動化が選択肢ではないことは、すでに広く共有されている話です。
けれど、実際に自動化を進めようとすると、あまり語られていない2つの問題が現れます。
1つの倉庫が、B2B・B2C・返品を同時に扱う。荷姿、単位、締め時間、サービス条件は、 それぞれ異なります。同じ4つの壁のなか、同じ機械、同じ人。
需要の量が読めないことは、以前から知られていました。いま読めないのは、何がいつ起きるか。 悪天候でトラックが2時間遅れる。地域の行事で、パート・アルバイトの出勤が半分になる。 どちらも予測できず、どちらも当日に決め直すしかありません。
フロー上のすべての工程と、そのあいだのすべての受け渡しについて、単一の責任主体が存在すること。その機械が当社製であるかどうかは問いません。それが、当社のEnd-to-endソリューションです。
責任は、2つの時点にあります。設備を選び、構成を決める設計の時点。そして、日々の制約が変わり続ける運用の時点です。
設計時 お客様の投資や現場条件に応じて、物流業務フロー全体を見据えた設備構成を設計します。設備の選定にあたっては自社製品に限定せず、最適でなければ他社製を持ち込みます。
運用時 変化する運用上の制約条件に応じて、工程間の連携や処理タイミング、処理量を調整します。各設備が担う役割と限界を踏まえながら、物流業務フロー全体の最適化を支援します。
責任範囲:1つの点
責任範囲:フロー全体
本ソリューションの一例として、本社ショールームに6種類のマテリアルハンドリング設備を組み合わせたEnd-to-end デモ環境を新たに構築しました。設備の構成は、お客様の投資や現場条件に応じて変わります。
すべての工程を自動化する提案ではありません。人が担う工程は、そのままでよい。当社が責任を持つのは、点と、そのあいだの矢印です。
これらの設備は「rapyuta.io」を基盤として連携しています。rapyuta.io は、倉庫内の複数のロボットやマテハン設備をつなぎ、制御する倉庫制御システムとして機能します。
共有される設備はすべて、締め時間の異なるフローが同じ能力を取り合う場所です。
このデモ環境では、多くの業務フローが動いています。ここではそのうち、代表的で特徴のある4つをご紹介します。
自動フォークリフト「ラピュタAFL」による、パレット自動倉庫への入庫
ロボット側が、パレット自動倉庫から 自在型自動倉庫「ラピュタASRS」へ補充
自在型自動倉庫「ラピュタASRS」の中、ロボットアームによるピース(小物)ピッキング
ピッキングアシストロボットと自動倉庫のあいだのリレーピッキング。双方向で可能
組み合わせは、この4つだけではありません。拠点の構成も、締め時間も、制約も、 すべて違います。だから最初にお聞きするのは、機械の話ではありません。 いま、どの点とどの点がつながっていないか。
現場を知っていること。そして、技術。どちらも、長い時間をかけて築いてきたものです。
倉庫のすべての工程に、当社は個別ソリューションとして触れてきました。だからこそ、問題が工程のあいだにあると分かっています。机の上で考えた話ではありません。
2010年、欧州のRoboEarthプロジェクトから、複数ロボットの協調と制御に取り組んできました。異種の機械を、そして人を、rapyuta.io という1つの基盤から動かします。それが、フロー全体に責任を持てる仕組みです。
60%以上
15年以上
50種類以上
チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業です。
いま共同設計に入れるのは、3社です。一件ごとに現場を深く理解し、責任を持って形にしたい。そのための体制が整うまでは、あえて数を絞ります。
ただし、ご相談は3社に限りません。どの工程で滞っているのか、何と何がつながっていないのか。お聞かせいただくことが、このソリューションを次に進める材料になります。まずはご連絡ください。
2026年9月8日(火)〜11日(金)、東京ビッグサイト「国際物流総合展2026」でもご紹介します。
現場を理解し、計画し、フローを設計する。その一連の仕事を、一緒に進める方を探しています。