ラピュタロボティクス、ネスレ日本株式会社の物流拠点にピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を納入

日付: 2024-09-10
カテゴリー: プレスリリース, 導入実績

~最適な物流オペレーションを行い、生産性を向上させるため、ラピュタPA-AMRを納入~ 

物流向けロボティクスソリューションを提供するラピュタロボティクス株式会社(東京都江東区、代表取締役 CEO:モーハナラージャー・ガジャン、以下、ラピュタロボティクス)は、ネスレ日本株式会社(兵庫県神戸市中央区 代表取締役社長兼CEO : 深谷 龍彦、以下、ネスレ日本)が物流業務を委託している関西物流拠点に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を納入いたしました。

ネスレ日本の3PL倉庫の関西物流拠点※で稼働中のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」

※導入拠点:ASKUL Logist 大阪ECセンター(Askul Value Center 関西内) 

導入の背景 
ネスレ日本株式会社は、労働人口が減少し労働力の確保が困難になる中、安定した倉庫運営を行うために、最適なオペレーションを模索しておりました。 
自社通販サイトの取り扱い商材の見直しなど、事業状況が変化する一方で、労働集約で大人数の作業スタッフが不可欠な旧態依然の倉庫内オペレーションに課題を感じていました。特にピッキングの工程には大きな工数が掛かっており、より付加価値の高い業務に当てる工数を捻出することに課題を抱えておりました。また、出荷数の増加が見込まれる時期にはさらに多くの作業スタッフの配置を余儀なくされ、年々、労働力の確保が難しくなってきていることから、これらの課題解決が安定した倉庫運営に必要不可欠であると感じていました。 

ピッキングアシストロボット ラピュタPA-AMRの商品詳細はこちら  
https://www.rapyuta-robotics.com/ja/solutions-pa-amr/ 

■ネスレ日本株式会社における「ラピュタPA-AMR」の導入のポイント 

  1. ピッキング生産性向上による省人化 
    ピッキング作業の生産性を高める上で最も重要であった“作業者の歩行の削減”をラピュタPA-AMRが実現。従来は製品をピック後にカートで運ぶという作業が必要でしたが、商品をピックする作業に集中できる環境にする事で生産性が向上。結果としてより少ない人数でのオペレーションが可能に。 
  1. 柔軟な活用 
    サブスクリプションビジネスが主体であるため、“倉庫の稼働を止めない事”が一つの重要なポイントであった。導入にあたって大規模な工事が必要なく現状の現場環境を活かして導入する事ができる為、稼働を止める事なく新オペレーションへの移行が可能であった。また、様々な形状の製品に対応が可能な柔軟性を持っている為、製品ラインナップの入れ替えへの対応が可能。
  1. 品質への信頼性   
    安定したロボット制御技術によって製品にダメージを与える心配が少ない。 製品だけでなく作業スタッフに対しても安全性は高く、安心してロボットと一緒に作業を行うことができる。   

今後もラピュタロボティクスとネスレ日本は、ラピュタPA-AMRを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んでまいります。 

ネスレ日本株式会社 サプライ・チェーン・マネジメント本部 物流部 ECサプライチェーン課 課長 山田 亮太様
当社は変化していく事業環境の中で、3PLパートナーと共にオペレーション改善に向けて検討を進めてきました。今回の導入のポイントは大きく分けると2つありました。1つは将来の人員不足に対応する為の“省人化の効果”です。今後も安定的にお客様に価値提供を行う上で課題となりえる人出不足に対して、ラピュタPA-AMRは作業者の歩行を代替する事で一人当たりの生産性を大きく向上し省人化を可能としました。2つ目はビジネス環境の変化に適応する事ができる“柔軟性”です。自社通販の環境は日に日に大きく変化しており、随時対応していく必要があります。そんな中でも柔軟な対応が見込めるラピュタPA-AMRは魅力的でした。生産性及び作業品質の向上に向けて引き続き共に活発的に協業していく事を期待しています。

ネスレ日本株式会社について
所在地:神戸市中央区御幸通7-1-15  
代表取締役社長兼CEO : 深谷 龍彦 
事業内容:飲料、食料品、菓子、ペットフード等の製造・販売 
URL:https://www.nestle.co.jp/ 

■ラピュタロボティクスについて
ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業です。「ロボットを便利で身近に」(Making robotics attainable and useful for anyone)をビジョンに掲げ、世界最先端の制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクスプラットフォームの開発と、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っています。世界30ヵ国以上から結集した、高い開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルでロボティクスに精通した営業チーム、カスタマーサクセスチームのタッグにより、お客様に最適なソリューションをご提案します。

【本件に関するお問い合わせ先】
ラピュタロボティクス株式会社 PR担当:大橋
MAIL:communications_bc_ja@rapyuta-robotics.com

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