西村経済産業大臣からのコメント、表彰式の動画、受賞メンバーへのインタビューをご紹介します。
■ 授賞式の概要
2023年1月23日(月)
第9回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞 授賞式が開催されました。今回の表彰では、総応募数289件中、13件が経済産業大臣賞を受賞いたしました。ラピュタからは、受賞メンバー7名のうち、5名のエンジニアが授賞式に参加し、西村大臣より直接表彰を賜りました!
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■ 西村大臣からのご挨拶
表彰式冒頭、西村大臣はご挨拶にて「データ・ソフトウェア・アルゴリズムが価値を持ち、メタバースなど仮想空間でのビジネスも今後広がる。しかし現実社会を変えるには「ものづくり」が不可欠。データと「ものづくり」の力を掛け合わせ、DXの中で更なるイノベーションを生み出すことを期待。応援していきます。」と激励の言葉を述べられました。
また、全体スピーチ内では当社について、「ラピュタロボティクス社が開発したピッキングロボットは、人手不足が深刻な物流現場で、人の作業を軽減することが可能」とご紹介いただきました。今後も多くの皆様からのご期待に添えるよう、事業拡大と開発スピードをより一層速めてまいります。
表彰式の様子(動画):https://www.youtube.com/watch?v=2vn7ubE4mWg
西村大臣コメント出典元:公式ツイッター https://twitter.com/nishy03
■ 受賞メンバー7名のプロフィール
7名はラピュタ設立時を支え、事業成長を確実に実現させてきたコアメンバーです!
・ガジャン:代表取締役CEO
・アルル:代表取締役CFO
・プラビーン:エンジニアリングマネージャー
・マイケル:エンジニアリングマネージャー
・ユウ:シニアソフトウェアエンジニア
・クリストフ:シニアソフトウェアエンジニア
・ゴータム:シニアソフトウェアエンジニア
■ 受賞者インタビュー
Q1. ものづくり日本大賞「経済産業大臣賞」受賞おめでとうございます!率直な感想や表彰式の雰囲気について聞かせてください。
・ガジャン
日本の「ものづくり」産業は大変有名で、私が日本でエンジニアリングを学びたいと思った理由の一つに、日本の「ものづくり」に対する憧憬の念があったことが挙げられます。今回、このような栄誉ある賞を頂戴できたのは、お客様、投資家の皆様、政府関係者の皆様からのご支援のおかげです。感謝の気持ちで一杯であると同時に、社会に良い影響を与え、日本の「ものづくり」を推し進めていく責任も感じています。
・ユウ
数ある企業の中からラピュタロボティクスにこのような賞を頂いて大変光栄に思います。実際に参加した表彰式はリハーサルまでは和やかな感じで進みましたが、西村大臣が到着されてからは緊張感に包まれていました。
Q2. 西村大臣のご挨拶の中でラピュタについて取り上げていただきましたが、どのように感じましたか?
・クリストフ
私たちのロボットが社会に貢献できる可能性を、日本の経済産業大臣から認めていただいたことにやりがいを感じています。プロダクトの品質向上と普及を通じて、西村大臣をはじめ多くの方々に、今後自信を持ってラピュタロボティクスを紹介いただけるようになることを期待します。
・ユウ
西村大臣のご挨拶の中で言及していただき光栄でした。引き続きロボティクスをはじめとした私たちの技術を、物流分野に限らず様々な分野で活用していき、人手不足などの社会課題を解決していくように努力していきたいと改めて思いました。
Q3. 受賞案件の「rapyuta.io」を開発・活用する中で、最も大変だったことは?
・プラビーン
rapyuta.ioを活用したソリューション「ピッキングアシストロボット(ラピュタPA-AMR)」の提供において、最も苦戦したのは開発初期よりもむしろスケール段階の方でした。全国へスケールさせるためには、ロボットの導入台数を増やしつつ実稼働までの期間を早め、安全性を担保し問題なく動作させることが求められます。さらに、すべてのお客様が自社倉庫でロボットを活用した場合の運用状況を分析し、費用対効果のチェックやオペレーションの改善点を発見できるよう、必要なデータの提供(ダッシュボード等)もタイムリーに行う必要があります。
これらのニーズに対応するため、rapyuta.ioに搭載されているソフトウェアをお客様の声を基に、一つずつ強化してまいりました。また、クラウド上にある rapyuta.ioのおかげで、ロボットがインターネットに接続されている限り、倉庫オペレーションのサポートはリモートで実施できるため、お客様/当社の双方にとってコストと時間の節約に繋がります。今後も、多くの皆様に選ばれ、倉庫従事者の方の負担軽減と生産性向上に貢献していきたいです。
・マイケル
rapyuta.ioの活用で最も難しかったのは、遠隔地のネットワークが不安定な状況においても、クラウドで接続されたロボットを問題なく動作させなければいけないことでした。
その他に困難だったことは、異種ロボットを協働させることでした。私たちが導入しているのは同機種ロボットが中心ですが、異なるロボットを一緒に運用するケースもあります。このような混在型の運用に対応するためのシステム設計は、私たちにとって新しいチャレンジでもありました。
最後に、より複雑な問題として、ロボットからのデータ収集が挙げられます。一拠点あたりのロボットの台数が多い場合、発生するデータ量も膨大で、全てをクラウドに送って保存することは不可能です。しかし、このデータは非常に貴重かつ重要で、ロボットがどのような環境で正常に動作するかを知ることができ、この情報を基にロボティクスソフトウェアの品質を大幅に向上させることが可能となるからです。
Q4. rapyuta.ioを活用し、ロボティクスの普及を推進することで、最終的に世の中にどう貢献していきたいですか?
・ガジャン
当社が掲げるミッションにもあるように、最終的にはロボットを上手に活用し、人々の生活がより豊かになるよう支援していきたいと考えています。そのために、私たちは今後も柔軟性の高いマルチロボットシステムを構築・提供し、3K*のような仕事から人を開放し、人がより知的で創造的な仕事に挑戦できる機会の創出を目指してまいります。
*3K:きつい、汚い、危険
二年に一度開催される「ものづくり日本大賞」は、一年以上の審査期間を経て受賞者が決定されます。今回は、経済産業大臣賞を受賞しましたが、次回はぜひ新たなプロダクトにて、内閣総理大臣賞にチャレンジしたいと思います。
今後もマシンとマシンを繋げ、人々の生活を豊かにするべく、ロボティクス業界をリードしてまいります!
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