Rapyuta Robotics
最新情報 /

日本初¹、ラピュタロボティクスとプラスオートメーション、ピッキングアシストロボットのサブスクリプションサービスを商用化:日本通運向けに提供開始

日付: 2020-05-27
カテゴリー: プレスリリース

2020年5月4日

プレスリリース

報道関係各位

ロボティクスプラットフォームを提供する、Rapyuta Robotics株式会社(東京都中央区、 代表取締役 CEO:Gajan Mohanarajah、以下「ラピュタロボティクス」)と物流自動化ロボットサービス(RaaS:Robotics as a Service)を提供するプラスオートメーション株式会社(本社所在地: 東京都港区、代表取締役社長: 飯間 卓、以下「+A」)は、日本通運株式会社(東京都港区、代表取締役社長:齋藤充、以下「日本通運」)向けに、物流倉庫向け協働型ピッキングアシスタントロボット(AMR)のサブスクリプションサービスを日本で初めて商用化しました。 

この結果、日本通運は初期投資額を抑制し、毎月のロボットサービス使用料・メンテナンス料等をすべて含む月額定額料金で、AMRを使用することが可能となります。

【これまでの経緯と今後】

ラピュタロボティクスと日本通運はこれまで、実証実験を通じてロボティクスソリューションのインテグレーション及び開発を加速させるクラウド・ロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」を介しラピュタロボティクス製AMRを連携させ、倉庫の作業員と協働しピッキング作業の効率化、作業者の負荷軽減を図ることを目的に検証を行ってきました。その結果、AMRが十分な信頼性と品質を備えていることを確認したことから、日本通運が運営している平和島のセンター向けに、AMRを提供することになりました。加えてラピュタロボティクスと+Aのパートナーシップに基づき、より柔軟で機動力のある+Aの新たなサブスクリプションサービスを活用することとなりました。これにより、日本通運は変化の激しい物流量、倉庫立地、オペレーション設計等に対して、柔軟な対応策を構築することが可能となり、今後複数拠点への展開も計画しています。

コロナ禍により、全世界的に先行き不安が高まる昨今、ロボティクスに対する社会的な期待が高まっていますが、ラピュタロボティクスと+Aは高い品質と信頼性が求められる日本の物流現場で活用できるソリューションを提供して参ります。

日本通運株式会社 ロジスティクス開発部部長 板持 直樹様からのコメント:

「AMRは、「小物」「多品種」「少量」という要素を抱る日本の物流現場にフィットするソリューションです。このプロジェクトには40~50名が関わっています。1年半の長きにわたり、メンバー間では様々な意見をぶつけ合い、ようやく実運用までたどりつく事ができました。この場を借りて御礼申し上げます。物流センターのオペレーションをより高度化していくためには更なるイノベーションが必要です。今後は「rapyuta io」を活用しながら、次世代物流センターの構築に共に取り組んでいきたいと考えています。」

【協働型ピッキングロボット(AMR)の概要】

物流倉庫向けロボティクスソリューションは、その大半が大規模な導入工事や環境構築を必要としますが、AMRは既存の棚、人を活かした形で導入が可能です。また、ロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」との連携により棚のレイアウト変更や扱う商材の変化に対する柔軟性と、需要の増大に対する拡張性が提供されることも物流事業者様にメリットとなります。

Rapyuta Robotics株式会社について

Rapyuta Robotics株式会社は、アインシュタインを始め数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)からスピンオフした大学発ベンチャーです。「ロボットを便利で身近に」をビジョンに掲げ、世界でも最先端の制御技術及び人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「 rapyuta.io」の開発を行っています。rapyuta.ioを活用することで、多種多様な複数ロボットの中央管理・中央制御が、直感的かつ容易にできます。また、rapyuta.ioにより、システム構成要素を一から作り上げる必要は無くなり、ユーザーが得意とする技術分野の開発に集中できます。

日本に本社を置き、主に大手事業会社様にロボットを活用した自動化ソリューションの提供を行っています。

プラスオートメーション株式会社について

プラスオートメーションは、国内有数の物流子会社を有し、海外を含めたロボット調達に幅広いネットワークを有する三井物産株式会社と先進的物流施設のリーディングプロバイダーである日本GLP 株式会社の出資を受け、2019年6月に設立されました。 

「テクノロジーで次代の物流を共に創る」をコンセプトに、物流自動化サービスを皮切りに新たな物流サービスを提供して参ります。 

本リリースに関するお問い合わせ先:

お問い合わせは、以下のアドレスまで電子メールにてお願い申し上げます。

日本通運株式会社 広報部

担当:神・福田

e-mail:ko_ho@nittsu.co.jp

プラスオートメーション株式会社

担当:山田

e-mail : info@plus-automation.com

Rapyuta Robotics株式会社

info@rapyuta-robotics.com

 ¹IDC Market Scape: Worldwide Autonomous Mobile Robots for General Warehouse Automation 2019 Vendor Assessment (May 2019) IDC、及びRBR Top 50 Companies (May 2019) Robotics Business Reviewに日本企業及び日本市場でPA-AMRが提供・使用されている記述が無いことを根拠とする

最近の記事

ラピュタロボティクス株式会社は、株式会社ほくやく(札幌市中央区、代表取締役社長 : 眞鍋 雅信)の札幌支店に次ぐ2拠点目として函館支店へ11台、人と協働型のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を納入し、稼働開始したことをお知らせいたします。
...
read me
ラピュタロボティクスは、業務DXロボットの開発を手掛けるugo株式会社(ユーゴー、東京都千代田区、代表取締役CEO:松井 健)と、先端ロボット工学技術の社会実装を目指し人型重機を開発する株式会社人機一体(滋賀県草津市、代表取締役社長:金岡博士)のロボティクススタートアップ企業3社で合同トークイベントを開催いたします。
...
read me
ラピュタロボティクス株式会社は、シカゴ近郊のイリノイ州シャンバーグに自在型自動倉庫「ラピュタASRS(Automated Storage and Retrieval System)」のデモ用ショールームを開設しました。
...
read me
特許庁広報誌「とっきょ」にラピュタロボティクスの記事が掲載されました。
...
read me